設定を語る
- saekif01699
- 2023年4月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年9月9日
最近よく一次小説を読むのですが、色々読んでると自分の「読みたい」の基準が分かってきました。
二次と違って、設定や情報量の調節が上手いかどうかで続きを読みたくなるかどうかが左右されてるなあと感じます。
二次なら読み手はキャラや世界観を既に知っているので、よほどのパロなどでない限りあれこれ説明する必要もないんですが、一次はそういうわけにいきません。設定を組んで、じゃあどのタイミングでどこまで明かすのか?設定はあるけど文中に記載する必要はあるのか?地の文で書くか台詞で書くか?という思考が必要になります。
で、重要なのはその設定を語るにあたってストーリーを邪魔しないか?という点です。話の筋と関係ない細かい設定を解説しだしたりすると、ああこれ語らずにはおれんのやな…と冷めてしまって読み飛ばしたりしちゃいます。
例えば異世界転生して風呂に入るだけのシーンで、風呂の細かい仕組みとか使い方とか要ります?魔法が使えないからお湯が出なくて風邪引くとか、力が強すぎて壊して一騒動起きるとかならまだ理解できるんですが、入って洗って出るだけならその描写は余分だなあと思います。説明を入れるなら簡潔にしないと、読者の集中力がもちません。
私も設定に凝るタイプなので気持ちは痛いほど分かるのですが、「今」いらない情報を無理に詰め込むのは良くないんですよね…
そういう点において、ワートリや逆裁はやはりものすごく上手ですよね。ワートリはキャラや世界に厚みを感じられるし、逆裁は情報の制限がゲームとしての面白さに直結しています。だから私も好きなんだなと改めて認識しました。
色々自戒として記録しておきます。
サエキ
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